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トレース

トレーシング・ペーパーを介して、絵を別の紙へ等倍に写しとるテクニックです。

【用意する道具】
トレーシング・ペーパー、マスキング・テープ、鉛筆、色鉛筆、硬質の鉛筆か鉄筆。

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元になる絵を描くか、写真などを用意します。 絵で用意する場合は、クロッキーなどに描けばお手軽です。

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適当な大きさのトレーシング・ペーパーを原画の上に載せ、 マスキング・テープで固定します。

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透けて見えている原画を、鉛筆などでなぞって写しとります。

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必要な線を写し終えたら、トレーシング・ペーパーを裏返して、色鉛筆で塗りつぶします。 写しとった形の領域だけでOKです。ようするにカーボン紙の裏面を作るわけです。 色鉛筆を使うのは、表面の鉛筆の色と混同しないためです。(このとき、 チャコール・ペーパーがあれば便利かもしれません)

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裏面の作業が終わったら、これから絵を描く別の紙に、 トレーシング・ペーパーを(表面を上にして)貼り付けます。 やはりマスキング・テープを使います。

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トレーシング・ペーパーに最初に描いた鉛筆の線の上を、 少し力を入れてなぞっていきます。先端がよく尖った硬質の鉛筆や、 鉄筆などがこの作業に適しています。

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画像では見にくいかもしれませんが、 下の紙に色鉛筆の色が移っていきます。どこまで進んだか、 確認しながら作業を進めましょう。なお、 トレース用紙の1辺だけをテープで留めるようにしておくと、 こうして簡単に確認ができます。

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原画と同じものが写しとれました。 こうして作ったトレース用の「手作りカーボン紙」ですが、 2~3回は繰り返し使えます( 裏面に色鉛筆を塗りなおせば、 紙が破れるまで使えます)。つまりコレ、 もし出来上がった絵が気に入らなかったり、 途中で失敗したときなどのための保険でもあるわけです(笑)

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