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花を描く(2)

着彩では常に「順序」を考えることが必要です。ここでとりあげた「花」→「葉」→「背景」という順序は、​花の着彩における定番パターンのひとつです。

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​始める前に、手順を決めておきましょう。

を塗る

を塗る

背景を塗る

・・・という具合に、/////の領域を順番に塗っていきます。

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​暖色系の色鉛筆で下描きをしました。この色は仕上がりに影響しますが、気にならなければ黒でも構いません。あ、どうせなら葉っぱを寒色系で描けば、よりベターでしたね(^-^;

※​画像は部分拡大できます。

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花のベースになる色をウェット・イン・ウェットで入れました。葉と背景により濃い色が来る前提なので、はみ出してもOKです。いやむしろはみ出してください(^^)

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で塗った色が完全に乾いたら、改めて画面にきれいな水を引き、花のまわりを淡いグリーンなどで塗っていきます。これは葉のベースになる色です。ここで気を付けたいのは、花の形をきれいに出すこと。

葉の形は気にせず塗ってしまって構いませんが、花のまわりは、グリーンがはみ出さないよう慎重に塗ってください。最初に水を引くときに、花の部分だけを乾いた状態にしておくことも大事。

形をきれいに出すためには、紙を完全に乾かしておくことが前提となります。ウェット・イン・ウェットがぼかしの効果をもたらすのに対して、ドライ・オン・ウェットは、明瞭な境界を出現させる技法です。

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のグリーンが完全に乾いたら、やや深いグリーンあるいはブルーで背景を塗り始めます。ここでもあらかじめ水を引いておきましょう。

最初の背景塗りでは、奥に引っ込んだ暗い色の葉も一緒に塗ってしまいます。というのも、この色が暗い葉の色になるからです。だんだんと塗る面積が減ってきていますね。

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​最後の段階です。背景では濃いブルーを入れて奥まった葉の形を出し、花のディテールも描き入れていきます。バラの特徴である葉の縁のギザギザも、できるだけ描いてあげたいところ。筆の性能がものをいう場面です(^-^;

最終更新日 2017/06/24

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