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背景をなんとかする(写真加工)

前回に続いて、gimpで鉛筆画をなんとかしようとしています^^ 

背景をなんとかする

背景を自分で描かないで、写真でなんとかしてしまおう、という試みです。

しかも使う写真は1枚だけ。コピペを何度も使って、レイヤー数とファイルサイズの軽減を目指します??

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【素材写真】

【写真のデータ】 
サイズ;4000 X 3000 (180dpi)
焦点距離;20mm
絞り;f2
シャッター速度;1/400秒
露出補正;+1
スポット測光

適当にボケが入っていて(ピントが適当)、エッジのあるなしで変化が得られていいかも?などと思ってチョイスしてみた写真です。

【加工後】

​【B00】

輪郭検出(gimpでは抽出)、スケッチ系のフィルタなどを使用して加工した結果がこちら。絵のなかに組み込む前提の場合、これらのフィルタはとくに重宝します。イラストチックな効果があるためでしょうかね。ちなみにここではgimpでなくPSEを使っています。

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01 の一部を使って、作業に取り掛かりましょう^^

ある部分を選択した状態でコピペ(Ctrl+C & Ctrl+V)をすると、レイヤー階層の最上部に"フローティング選択範囲(貼り付けられたレイヤー)"という項目が現われます。ここでボックス左下のアイコンをクリックすると、新しいレイヤーとして扱えるようになります。

続いて、素材画像の白い部分を色域選択し、コピペ&新規レイヤー作成したもの【B02】を、べた塗りのみの背景【B01】の上に置いてみましょう。

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​【B01】

​【B02】

レイヤー(B02)のモードはソフトライトです。(背景と主題のカラー等を除いて、レイヤーモードが標準のままということはほぼないです)

02

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同じ素材の別の箇所からも、コピペレイヤーを作っていきます。こんどはもっと細かい部分をコピペしましょう

【B00】を一部切り取ったものです。

この画像で、青緑色域選択してみましょうか

​【B00】

選択している状態。領域が点線で囲まれています (点線は表示切替で消すことが出来ます)

​【B00】

コピペで新しいレイヤーを作成しました。 青緑の色域のみの透過レイヤーで、白い部分は本来ありません。 

​【B03】

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水彩や鉛筆などを使った素材を1枚でも入れておくと、絵と写真の中和剤的な働きをしてくれて便利です。

ここでは、この水彩テクスチャを1枚かましました。

​【B04】

ここまでのレイヤー階層&モードをまとめてみましょう

​【B02】

最上層

モード;ソフトライト
【B00】の派生レイヤー

​【B03】

​第2層

モード;差の絶対値(不透明度40%)
【B00】の派生レイヤー

​【B04】

​第3層

モード;ハードライト

​【B00】

​第4層

モード;乗算

​【B01】

最下層

モード;標準

これで背景が完成しました。

​あとはメインの絵を乗っけるだけ♪

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前回とほぼ同じ手法(今回は影&ハイライト・レイヤーがありません)で作ったメインの絵を上に乗っけます。

仕上げ段階で、背景派生コピペレイヤーをメイン絵の上層に少々乗っけたりすると、メイン絵が浮いてしまう違和感を軽減できる場合があります。

今回の場合、02 をレイヤー上層に置いたことで、この模様が女性のドレスの柄として機能しています(そうです、わざわざ柄を描き込む手間が省けたのです!)。

そんなわけで、今回自前で用意した素材は以下の3点でした↓

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