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ウェルシュ・ポニー&コブ

4つのカテゴリを持つ多様で多才なポニーたち

最終更新日 2007/11/27

参考文献

Simon & Schuster's Guide to Horses and Ponies

Maurizio Bongianni

 

Encyclopedia of the Horse 
Elwyn Hartley Edwards

英国ウェールズ

原産地
適した用途

乗用馬、軽荷駄

黒あるいは茶の白斑毛を除くすべての毛色。

毛色

ウェールズの山地や荒野に生息していた野生のポニーを祖先とする。 カエサルの奨励のもと、ローマ人が持ち込んだ東洋の種馬と、 これらのポニーが交配されたのが始まり。 のちにアラブ、スペイン馬、ハクニー、サラブレッドなどさまざまな馬種が改良に使われた。 多様性に重点を置いて作られてきた馬種で、 スタッド・ブックでは大きさによる4つの分類がなされている。 小型のものはとくに子どもの乗用馬として最適。

歴史

以下のウェルシュ3種すべての祖先となった品種で、もっとも小型なタイプ。 わずかに凹状の頭部、大きく見開いた目。 ぴんと立った小さな耳は油断なく周囲を警戒する。 体躯は幅がありコンパクト。尾付は高くしっかりしている。 骨と身の充実した脚部は短く強靭。 東洋馬の影響を強く残した容姿は洗練されたものだが、その内面には、 タフで頑健なポニー本来の資質をよく残している。

特徴
性質

活発で知的。温和で気立てがよく、勇敢。

体高 122cm以下。

体格

体の特徴はAタイプにほぼ共通する。 AタイプとCタイプ、さらにサラブレッドを交配して作られた。

特徴
性質

落ち着きがあるが精力的。

体高 123cm~134cm。

体格

Aタイプから派生した品種だが、ハクニーの血も入っている。

Cタイプ (ウェルシュ・ポニー・オブ・コブ・タイプ)

特徴
性質

精力的で活発。

体高 134cm以下。

体格

Aタイプから作出された品種で、コブ・タイプに近い。 正確な起源ははっきりしないが、ハクニーやアラブ、 スペイン馬が成立に関わったとされる。 騎馬、馬車ウマとしての歴史を持ち、 現在でも馬車競技に多く登場するほか、 乗用馬としても荒れ地によく適応し、トレッキングやハンティング、 地方のジャンプ競技会で活躍する。

特徴
性質

温和。勇敢。

体高 145cm~154cm。

体格
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